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テレビ番組制作会社で経験したブラック企業勤務の経験を書いてみたいと思います。

 

設立4か月のテレビ番組制作ブラック企業で採用された

某求人広告で募集されていた、設立から4ヵ月という新しい会社で、経理職が募集されているのを発見しました。

 

事務としての経験は一切ありませんでしたが、応募してすぐに正規雇用の経理として採用されました。

 

ベンチャー企業としてやりがいを感じることができていた

設立してまもない会社ということもあり、システムも人材も揃っていないけれど、これから伸びていく空気に満ち溢れている感じで、とてもやりがいを感じていました。

 

ですが、少しずつ会社としておかしいことが起き始めてきます。

 

当初は経理として採用されましたが、少ししてから総務の仕事も当然のように任せられるようになりました。

 

それから人手が足りなくなってきた、製作ADの仕事も振られるようになってきました。

 

私のような経理にまで仕事が振られるということは、とても急な案件であり、不慣れな仕事をせかされながらすることにとてもストレスを感じていました。

 

休日の夜に突然入ってくる電話

テレビ制作ADの仕事は、だいたい夜に発生することが多かったです。

 

通常の業務はメールで指示をしておいて、翌日の朝イチで確認してから業務に取り掛かるという流れだと思います。

 

しかし、このような急な案件は、突然プライベートで使用している携帯電話に連絡が入って来ます。

 

深夜0時以降の夜間帯でもお構いなしで電話がかかってくるような状態でした。

 

このテレビ制作業界では、深夜0時以降に電話を掛けて仕事をさせるということは、日常茶飯事です。

 

同僚は皆当然のことのように思っており、誰も相談に乗ってくれるようなことはありませんでした。

 

電話をしないで下さいとは言えない空気があった

私は深夜に電話を掛けられて仕事をさせられるという環境が初めてだったので、寝ている時でも電話がかかってくる状態に、気が狂いそうになりました。

 

そんな状態でしたが、勤務時間外に電話はしないでくださいなんてことは言える雰囲気はありません。

 

仕事用とプライベート用2台の携帯を持つようになる

深夜に何度も電話がかかて来て、ノイローゼ状態になってしまっていました。

 

対策としてケータイをプライベートと仕事用の2台持ちをし、プライベート用の電話番号は誰にも知らせないようにし、仕事用のケータイは時間外になると電源を落とすという荒技に出ました。

 

その他、何度も電話番号を変えるということもしましたが、電話番号を常に聞かれてしまっていたので、結局はその場限りの手段でしかありませんでした。

 

事務方の私でさえそんな状況だったので、制作現場スタッフの過重労働は相当なものでした。

夜中の会議や収録は当たり前

朝、私が出勤すると、会議室の床に誰かが寝ているのはいつもの光景でした。

何日お風呂に入ってないの?というような臭いがするときもありました。

綺麗な人やかっこいい人が常に出ている華やかなテレビの世界と、裏側ではこんなにも違うのかと初めて知ることができました。

 

やりがいを持って働いているスタッフも大勢いたのですが、気の毒でたまりませんでした。

 

テレビ制作会社のADの給料は最低賃金以下?

下請けテレビ制作会社のADの給料はとても低いです。

 

特に、入社したての下っ端ADは、手取り15万円あるかどうかの世界でした。

労働時間から考えても、最低賃金を下回っていました。

 

下請けテレビ制作会社は社長がルールだった

このようなテレビ制作会社は、社長=ルールブックのため、何事も社長へお伺いを立てなくては何も進まない状態でした。

そのため、ずっと頑張っていたADが次の日から行方不明になってしまうことが何度もありました。

 

私のような事務職が見ていると心が痛くなるのですが、社長や上司にとっては特に問題という意識はなく、人が足りないなら新しい人を入れればいいという意識を感じていました。

 

ブラック企業はすぐに潰れるもの?

私もそんな状況に耐えることができずに、1年ほどで退職をしました。

 

私が退職してから、1年ほどでそのテレビ制作会社も倒産してしまったようです。

 

設立から、かなり勢いがある会社でしたが、おそらく人がどんどん辞めてしまって、仕事を回すことができなくなってしまったのだと思います。