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もうずいぶんと昔のことになりますが、新卒で、大手エステティックサロンに就職しました。

そこで体験した、ブラック企業のエピソードをご案内します。

 

新人研修で与えられた部屋がタコ部屋

新卒で入社した社員は、まず、本社のある東京で20日間程度の新人研修が行われます。

 

地方から採用された人も何人もいましたので、地方から研修を受けに東京に来る人もいました。

 

自宅から通う人は特に問題はありませんでしたが、地方から研修を受けるためだけに東京に来ていた人達は、研修期間の間、アパート1室で6人~8人ほど、二段ベットの敷き詰められた、アパートでの生活が強いられます。

 

たった20日間とは言え、研修でのストレスに加えて、帰ってもストレスを受け、耐えられずに研修中に辞めていく人もいたくらいです。

 

住まいの近郊で配属として採用されたはずなのに

20日間の研修が終わると、配属となるのですが、雇用契約を結んだ時は、地方出身者に関しては、原則近郊配属という契約になっていました。

 

ところが、実際の配属は、地方出身者の配属先が近郊になるといったことは、まったく無視された形でした。

 

いきなり、見ず知らずの土地に飛ばされて、配属となってしまった人達は、面識のない人と二人部屋で、「寮」と呼ばれるアパートでの生活を強いられていました。

 

引越しのための時間すら与えられない

金曜日の仕事終わり18時頃に配属先が発表されて、翌週の月曜日から配属された場所で勤務というスケジュールを組まされます。

 

そのため、引越しのための時間は2日程度しか与えてもらえませんでした。

 

当然地方から来ている人たちは、飛行機で帰って荷物をまとめる時間などありません。

 

福岡から研修に来ていた同期社員は、研修中の最低限の荷物のまま、東京での生活が始めるという状態でした。

 

大手エステティックサロンなのに常に人手不足

弊社の場合だと、開店が10時からでしたので、出勤は9時40分と比較的遅めとなっていました。

 

しかし、新人は当然のごとくもっと早く出勤をして、開店の準備に取り掛からなければなりません。

 

大手エステティックサロンと言っても、社員は次々とすぐに辞めていくような状態でしたので、常に人手不足の状態でした。

 

そのため、営業中はお昼ご飯を食べている時間もないほど、ひたすらお客様のマッサージをしていました。

 

休みが月2日、毎日終電帰り、さらに終電に間に合わないことも

人手不足で、さらに忙しい営業店になると、休みは、月に2日だけという話も聞いたことがあります。

 

営業後には、マッサージの練習などもしなければなりませんでしたので、帰宅は毎日終電という日々でした。

 

さらに、月に数回、合同研修も行われていました。新しい機械の説明から、営業トークがメインの研修です。

 

営業成績の悪い社員、もしくは、営業成績の悪い店舗全体は、居残り研修が行われ、終電を逃すこともしばしばありました。

 

エステサロンの会社の地区事の研修所の隅の方には、湿ったほこりっぽい二段ベットが並んでおり、深夜まで研修を受け、終電を逃してしまった社員は、そこで寝るしかありませんでした。

 

そして、次の日は、通常通りの勤務という、劣悪な環境でした。

 

大手エステティックサロンの社員は会社の悪口を言うが

慣れというものは、本当に恐ろしいものです。

 

一種の洗脳状態を作り上げてしまうのでしょう。

 

社員同士、会社に対する不満や悪口を言っていますが、徐々に、それが特別な事ではなく、当たり前のことなんだと思っていってしまうのです。

 

私の場合は2年ほど勤めて転職をしましたが、今思えば、もっと早く辞めても良かったと思っています。